2016年12月 9日 (金)

おかげ様で今年の収穫も無事終わりました(28.10.17)

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いつもお米をお買い上げいただきましてありがとうございます。

 今は収穫の終わった田んぼを眺めながらこの一年を思い巡らしてみると、春の作業、種まき、育苗、ビニールハウスの管理等も天候に恵まれ、順調に推移したと思う反面、7月からの気温の上昇、ここ東北秋田も例外でなく連日猛暑の仕打ちに老体の夫婦には耐えられないような日々もありました。それでも田んぼの用水路の水不足渇水等もなく稲の生育も順調だったと思います。

平成26年までの作付面積から現在はその半分以下の作付のため、全体の農作業、特に除草防除作業の軽減で、少しある畑に野菜、今は終わりましたがえんどう豆からピーマン、ナス、オクラ、カボチャ、インゲン、大根、ジャガイモ、この頃ではサトイモ、春菊が夫婦の食卓を賑わしています。

それに毎日のように夕方、嫁いでいる娘が、皆さんからの注文等の事務整理のため立ち寄ってくれますので、ほとんど夕食を食べて帰ります。娘は大仙市内に勤めているのと、3番目の子供が市内の高校生ですので、それの送り迎えも兼ねて実家にも立ち寄ってとそんな状況です。

 今年の刈取りは9月15日「ササニシキ」20aから始まり、次に「あきたこまち」の刈取り、9月22日で全刈取りが終了しました。僕の場合、刈取り時期、天候にも恵まれ、ここでも順調にはかどったと思っています。収量の方も夏の好天続き、稲の開花時期のお盆前後の気温と晴天が幸いしたのか最高の収穫量でした。

僕も含めて秋田の方では作況指数103とやや豊作だと報道されておりましたが、全国的には8月に上陸した台風、豪雨、この台風も10号の他、7号、11号、9号等、北海道と岩手県は激甚災害指定となるなど、甚大な被害が発生してしまいました。秋田でも北部の方で、農業施設、農作物等の被害報告も見聞きしております。本当に台風豪雨はいつ何時襲ってくるか分かりません。台風シーズンは天気予報の台風の進路に特に関心が向いてしまいます。

 10月も終わるころになると、少しある植木の囲い、家回りの窓への囲い等、冬支度です。この作業も11月に入ると冷たい雨、あられ、時には雪が舞うなど、冷たさが増してきますでなるべく早めに終えたいと思っています。

        トンボ舞い    日差しも強く     秋の空

        雲流れ     秋も深まる     夕暮れに

        畦の花     夏も終わりの     虫の声

        雲高く     静かに流れ      秋の空

                           武男

2016年12月 8日 (木)

山の日にちなんで中生保内から駒に行ってきました(3)

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 神岡の人に別れを告げ、さっきの急坂を注意しながら下りにかかった頃、五百羅漢に続く尾根に数十人のパーティが長い列になって登ってくるのが見えてきた。

初め何組かのパーティかなと思っていたのが、近くになって行き交う挨拶の中で生保内の町内の登山愛好者の集まりで、老若男女30人が今日、山の日の記念に登ってきたという。パーティの中で最高齢84歳、82歳の方が二人もいるというではないか。思い思いの足取りで長い列になっている理由も納得した。僕に「下りでも気を付けてね」と言った人と、「駐車場にあった白い軽ワゴンはあんたのか」と言った人もいて、最後列が終わってから僕は何度も振り返って長い列を眺めながら下って行く。

7月の初めまでは岩の割れ目に岩ウメの花がびっしり咲き誇る五百羅漢も、今はその跡もなく岩峰の真下のガラ場を上り詰めて尾根に出た所で、小さくなった生保内の登山パーティを仰ぎ見ると、先頭グループは頂上にあと少しの所にいて、途切れ途切れの列はそれに続いている。


 道端に咲くアザミ、ヤマハハコ、ヨツバヒヨドリ、ツリガネニンジンを眺めながら水沢温泉への分岐到着11時52分。ここで休憩昼食にする。僕だけの360度の展望を楽しみながらの昼食、ここでは熱いお茶を飲むことにする。さっき数時間前もここで休憩したのだが、男岳を眺め生保内のパーティは最後列も頂上に着いたのか、僕の目には確認もおぼつかない位遠く小さくなってしまった。

トンボが飛び交う中(秋に赤とんぼになる)、12時20分、下山を開始。各ピークを過ぎてお坪分岐一寸休憩して急降下。白滝の沢からゆっくりと上の杉、、下の杉を下りながら白滝、沢下流の立派な木橋を渡り2時14分駐車場着。


 今日「山の日」僕の登ったこのコースも生保内の大勢の登山者との出会い、頂上では今までにない賑やかさも目のあたりにし、天気にも恵まれ、長く記憶に残る一日だったと思った。


      往年の     面影忍     木の根かな

      木の根踏み    昔を忍ぶ    沢の音

      石踏んで     静かな登り     頬に汗

    
                   武男

山の日にちなんで中生保内から駒に行ってきました(2)

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 白滝の沢を後にして高度差100mの息もつかせぬ急坂をつめることにする。間もなく両脇の樹林も低くなり青空が広がったお坪分岐に出る。この分岐は真っ直ぐに駒に登るルートと右に折れてお坪庭から東に進んで国見温泉からの登山道と合流するコースである。

 僕は駒に向かって進みながら青空に映えるこの尾根の先の男岳、女岳を眺め、右手には国見から大焼砂に伸びる横尾根、振り返って田沢湖とその周囲の展望、最高の気分である。

幸い今日は記念すべき「山の日」、静かなこのコース、鳥の声を聞きながら誰にも出会わない僕の独り占め、云うことなしである。所々の背丈を超す灌木帯と笹薮も過ぎて進むのであるが、道幅は30cm程で両脇の藪はすっかり刈払われていて歩きやすいのである。

周囲は全くといっていいくらい視界を遮る樹木もなく、このコースを選んだ者だけが楽しめる、通称「金十郎尾根」である。最初のピーク次のピーク、水沢温泉への分岐(1,400m)に出る。

登山開始から2時間10分、ここで休憩と決め込む。気温も高い今、それでも熱いコーヒーと菓子、ゆで卵一個を食べる。

20分後9時48分出発、この辺りからキツイ登りが続くようになって近寄れば怖いぐらいの岩峰の五百羅漢も過ぎ、昭和45年男岳手前の女岳噴火の際流れ出た溶岩流跡を俯瞰しながら、馬場の小道からの合流点に達した時、大仙市神岡町の男性と出会う。

その人は八合目駐車場からしゃくなげコース、焼森、横岳、大焼砂から馬場の小道から来たと云って大焼砂のコマクサの群落に出会ってその中に白いコマクサもあった等、話がはずみ一緒に頂上を目指すことにする。

ここからは本格的な急坂、足元のザラザラした浮石の多い最悪の難所30分くらい時間を要して男岳頂上(1,623m)10時50分到着。頂上には大勢の登山者、特に若い人が多く周辺で食事のパーティも何組もいる。

何しろ今日は晴天で、馬場の小道から阿弥陀池、岩手山、田沢湖、鳥海山等、展望は欲しいままである。さっきの神岡町の人に写真を2枚撮ってもらい早々に下山することにする。(つづく)

         沢の音     遠くに聞こえ     靴の音

        頂きの      歓喜の声に     夏の空

        尾根道の      登る喜び     鳥の声

                         武男

山の日にちなんで中生保内から駒に行ってきました(1)

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   いつもお米をお買い上げいただきましてありがとうございます。

 2~3日前から晴天の続いた11日(木)、この日は今年から設定された祝日「山の日」ということで、人々に山と緑に親しんでもらうようにとの思いが込められているように感じながら、僕の山の日にふさわしい静かな中生保内コースから駒ケ岳に登ることにした。

駐車場車止で登山靴を履き、ザックを背負い7時18分出発。この駐車場は左側の山裾から染み出た水が一面を濡らしているのと傍らの樹林が駐車場への日差しを遮っていて一寸ひんやりした気分である。

このコースは現在の八合目までバス、一般車輌等の運行のなかった頃は正規の登山道として信仰登山をはじめ一般の人々にも愛された登山道だったのである。その形跡も随所にあり、今ではバス運行の八合目から避難小屋のある阿弥陀池まで1時間足らずで登ることが出来る。

車利用の方が玄関口となりアプローチが長くきつい登りが続くここ中生保内口は敬遠され、登山者もめったに行き交わない、今では静かなコースになっている。

歩き始めてまもなくぬかるみに渡した丸太に注意しながら流れに勢いのある白滝下流の徒渉点に出る。ここに今は頑丈な木橋があって難なく渡ることが出来た。去年あたりでも新設されたのか真新しい感じである。

辺りはブナ林の中の緩やかな登りから次第に傾斜を増してつづら折りの登りが続くようになる。地元の人は下の杉と呼ぶ杉木立が現れる。さらに登って上の杉の木立を過ぎた辺りから石の階段を上がるようになってきた。

久々のこのコース、なつかしさが込み上げてくる。上り詰めて白滝の沢に出る。ここは少し広くなっていて、登山道脇に沢が一緒になった所で信仰登山の主だった大昔から、多くのパーティが行き交う休憩地点としてどんなにか賑わったことだろうと、そんなことを考えると胸が熱くなるのである。(つづく)

    駒の峰    眺めて鳥も    風に乗り

    尾根の風    トンボも舞うか    夏の空

    ヤマハハコ     歩く傍ら     風に揺れ

                               武男

2016年12月 5日 (月)

蟹場温泉から乳頭山に行ってきました(3)

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 10時35分、頂上を去ることにして僕は蟹場から登って来たコースをゆっくりと下山することにする。   

黒湯への下山分岐付近で夫婦登山者二組と出会う。挨拶の後、「頂上はあとちょっとですよ」と声を掛け、眺望を楽しみながら時々高山植物を撮りながら歩きなれた足取りで田代平山荘を過ぎ、長く続く木道、周辺も広い草原の真ん中で昼食と決め込む。なんとものどかな風景であるが、すぐそばの木道を熊がかじった跡がなければ最高である。ここでは食後に熱いお茶をたしなむことにする。


ここで、さっき頂上からの素晴らしい眺望を書き留めることを忘れていたことを思い出す。頂上岩場には周辺の山々の展望案内板があって南には秋田駒ケ岳へ延びる縦走路、笊森湯森等の山並み、東には岩手山、岩手山から裏岩手縦走路から八幡平への山並み、西には森吉山等と眺望は欲しいままである。


これらは晴天のお陰でこんな幸せな気持ちになれるのである。昼食も終わってもまだ居たいような気持を振り切るように立ち上がる。

 田代平湿原地帯からこのコース唯一の水場、辺りは樹林ブナ林になる。所々に湿地もあって暑い太陽も枝葉に遮られ、時には木道もあって稜線から蟹場温泉に下る分岐を過ぎる緩やかな下り、ウグイスの声を聞きながら、いやウグイスの鳴き声は午前中の登山の時にも聞いていたのである。このコースは黒湯コース、孫六コースに比べて最も時間を要するコースであるが、登る人も少なくのんびりとした山旅を楽しめることで僕は好きなコースである。

駒からの縦走コースとして男岳、焼森、湯森、笊森、千沼ケ原、乳頭、田代平、蟹場へと下山コースとして何回か歩いたものだが、今回のように蟹場から乳頭への折り返しは初めてである。丸太の階段を数か所下りながら左の沢の大きな流れの響き、間もなく右に温泉の屋根が見えてきた。

 駐車場に到着、1時7分。着替えを済ませて大釜温泉内の自販機でコーラをグーッと一口、高原アルパコマクサ駐車場で涼みながら一眠りと決め出発する。


     木道に    靴音響き    アザミかな



     岩手山    雲に頭を    隠しけり

                             武男

蟹場温泉から乳頭山に行ってきました(2)

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 怖いながらもホイッスルを吹きながら登っていると、後ろから人の気配を感じ振り向くと若い登山者である。道を譲り「こんにちは」と云って僕はその人の後ろになって緩やかな登山道を進むことにする。


再び階段の登り、今日一番のキツイ登りなのかほよほどの高度を稼いだと思った辺りから又も木道になって広い草原田代平だ。木道が長く続き涼風もそよぎ、ブナ林登山道とは別天地である。木々もアオモリトドマツ群が現れ景色も一変、今の高山植物はアザミ、ミヤマリンドウ、ハクサンシャジン、チングルマの花毛、イワハゼの実、オオバギボウシ等が咲いている。


 孫六温泉分岐を過ぎ間もなく田代平山荘(無人小屋)だ。山荘前の池塘をちょっと覗いて仰ぎ見える乳頭山を目指してあともう少しの頑張りと自分に言い聞かすように所々の木道、傾きかけた木道に注意しながら辺りにハクサンシャジンの群落が目に映る。木道も過ぎて黒湯からの分岐も過ぎ、登山道もガラ場になった頃一人の若い登山者に道を譲る。挨拶の後、「遠くから来たんですか?」と尋ねると「神奈川の川崎からで、昨日秋田の太平山に登山して今日ここで、明日は青森に行ってねぶたを見物する」と言っていた。


 乳頭山(1,478m)頂上に到着10時丁度。頂上には途中で僕を追い越した若人がノリのオニギリを食べていて、さっき追い越した川崎の人は食事をしながら三脚にカメラを取り付けている。

帰る準備をしているもう一人の40歳代の人はすでに食事を終えたのか、僕が頂上の標柱にザックを置いてシャッターを押しているとその人が「押してあげますよ」と云って僕の写真を2枚撮ってくれた。

その後、蟹場までのコース、孫六までのコース等色々話をして「お先に」と云って下って行った。多分、今の話し振りだと蟹場に下山するつもりだろうと思いながらサーモスから熱い湯でコーヒーと菓子で汗ばんだ体に涼しすぎるほどの風を浴び、ほどなく寒く感じる程になる。(続く)


       この登り    キツイと喘ぎ   鳥の声



       青空に    オオバギボウシ   風に揺れ      武男

蟹場温泉から乳頭山に行ってきました(1)

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 いつもお米をお買い上げいただきまして誠にありがとうございます。


 7月下旬にかけて局地的豪雨が発生したり不安な天候の続いた東北地方もようやく梅雨明けの気象台の発表と田んぼの畦の草刈り除草も数日かけて終了し、ほっとした8月4日乳頭温泉郷の蟹場温泉の登山口から7時21分乳頭山を目標に登山を開始する。

 ここはバス乳頭線の最終地点で、バス停留所からもすぐの所の登山口である。僕は乳頭山まで5.4キロの案内柱の横に駐車をする。小さな駐車場に僕の外は誰もいなくなんかさびしい感じである。

初め丸太を横にした階段を上がるように高度を上げながら間もなく緩やかな登山道、辺りはブナ林が主で左手に蟹場温泉の屋根が樹林から見え隠れしている。右側は孫六、黒湯温泉に続く道路と大きな沢があって登山道からは見えないが急流の大きな音が響いている。


 所々に急登の階段があり、樹林の切れ間から遠くの山並みを眺め高度の稼ぎを実感しながらも辺りはブナ林である。さらに緩やかな登山道に木道が長く伸びていて水芭蕉の大きな葉っぱが目につくようになった辺り、稜線からの分岐案内柱が現れる。

この分岐は右に乳頭山方面、左は大白森山から八幡平への登山道、問題はその案内標柱、柱の上部が熊に無残に噛み砕かれているのである。周辺の木道も所々噛み砕かれていて、一人登山者には寂しくもあり怖い気持ちである。登山口からは折々ホイッスルを吹いて熊に知らせるようにしていてもやはりこんな現場を見ると怖いのである。行き交う人も少ないこのコースでは尚更である。

 熊の習性自衛本能で行動範囲、縄張りに意に反するものがあればそれに刃向うことは聞いたことがあるが、県内の他の山でも標柱が噛み砕かれたり倒されたり、又その周辺にどっさりと熊の糞が置かれたりした現場に遭遇したこともある。

今年は特に山菜取りシーズンに熊の出没が頻繁で、八幡平鹿角地方では熊との遭遇による痛ましい死傷事故が多発してしまった。夏場の今でも果樹園及び畑作物等の被害もあとを絶たない。(続く)


        雲上と    森吉山の   裾野かな


                                     武男

2016年10月 5日 (水)

新緑の栗駒山に行ってきました(3)

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 天狗岩で休憩していた男女は頂上に着くと一寸の休憩で帰り際、僕に「下りだから今度は楽ですよね」と云うので、僕はここでぐっと思いを込めて「段差の階段が多くあるので、無理をすると膝を痛めますよ、注意してね」と云うと「はい、どうも。」と云って早くも下りて行ってしまった。

僕は傍にいる3人に「お先」と云って登って来たコースと別の自然観察路を辿ってゆっくりと下山道を進むことにする。このコースは高山植物も豊富で、この時も花盛りである。

 低灌木、這い松の枝葉に触れながら、尾根筋の展望を楽しみ、鳥のさえずりを聞き流し、もう最高の気分である。途中のうぶ沼はまだ雪に覆われていた。傾斜が増したキツイ下りから沢に出る。

沢を渡った辺りで年配の男女20人程のパーティが登って来た。僕は足場を確保し、一人ひとり僕とあいさつを交わしながら登って行く。あいさつをしながらキツイ登りの人の笑顔を見ると山の仲間と出会ったことが今日の山行きのおみやげになった気分になる。

又も沢を渡って自然観察路分岐に出る。まもなく2列の木道に出た所の名残りが原を眺めながら昼食にする。ここではサーモスの湯でお茶を飲むことにする。


 木道脇のウラジロヨウラクやワタスゲ等を眺め、今日の山行に別れを告げるように駐車場に到着1時7分。ここで着替えを済ませ、靴も替えて1時15分一眠りと決め込む。


 今日は晴天に恵まれ、山仲間との会話と下山コースの高山植物の鑑賞、特に花の多さには充分に満足した一日だった。


   タニウツギ    沢の流れに     鳥の声

   栗駒の      峰を見上げて     天狗岩


                       武男

新緑の栗駒山に行ってきました(2)

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登りの歩調も緩やかになった所で男女のパーティに先を譲る。今まで僕の後ろ10m位にいた人達で、ここからは僕がパーティの後ろを行くことになる。

辺りは一面低灌木帯。まもなく天狗平分岐に出る。ここは天馬尾根コースと栗駒山への合流点で、広く展望のきく所で、風を少し強く感じながら左に折れてまもなく天狗岩である。天狗岩のそばで僕の先を行ったパーティが休憩をしていて僕を見るなり「もう頂上はすぐですよね」と云うので、僕は「そんなまだ大分あって遠いですよ」と云うと二人とも大いに笑っている。

この二人は昭和湖のあたりで一緒になった時、「頂上までどのくらいかかりますか」と聞くので「1時間30分かな」と云うと男の方が「それじゃ俺たちは2時間かな」等と話をかわしていたのである。そんなこともあって天狗岩で出会った時、もうすぐ頂上なのに「まだまだ遠いんだよ」と冗談のつもりで言ったのである。

 9時57分頂上着(1626.5m)。頂上中央には大標柱があって先客が二人いる。早速サーモスから熱い湯でコーヒーを飲みながらお菓子をつまんでいる所で先客の一人が宮城県側中央口コースから登ってきた人で、話を聞くと、「今すぐ下山するのはもったいないのでここから須川温泉まで下山して、またここまで登って来たいと思いますがどうか」と云うではないか。

僕は率直に話をした方がと思い、「ここから須川まで下山2時間、ここまでの登りが2時間30分位要すると思う。それに疲労が加わることもある。往復で4時間30分、今10時、順調に行って午後2時半は過ぎると思わなくてはならない。それにここから宮城県側中央コースの下山が1時間20分、僕の予想では駐車場着3時40分から4時ごろになると思う。」等と話し、「今すぐ下山したくなければここから展望のきく尾根伝いに大きな高低差のない天馬尾根コース(抹岳)を辿り1時間位で引き返した方が良いのではないか。今から2時間強、要すればここの頂上で昼過ぎになる。丁度の時間ではないか。」と話をすると「その通りにする。」と云って早々と「どうもありがとう。」と云って出掛けて行ってしまった。その人は40歳代の人で経験がどのぐらいなのか全くわからなかった。

    イワカガミ      かがんでいても     少し揺れ

    湯の香り      サラダドウダン     風に揺れ

     武男

(続く)

新緑の栗駒山に行ってきました(1)

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 いつもお買い上げいただきましてありがとうございます。

 田んぼの稲も日増しにたくましく、葉色も濃くなった6月下旬、2~3日雨降りでぐずついた後の晴れの日、栗駒山登山に出発する。須川温泉駐車場に到着、標高1,100m地点、靴紐をきっちりと、7時58分ストック1本右手に駐車場を後にする。


 灌木のしげみをくぐるようにコンクリートの道、まもなく岩のゴロゴロの道に変わり、所々の穴から湯煙が噴き出している。一寸近づくと強烈な熱気が感じられ、それと硫黄の臭いも辺りに漂っている。すぐ近くには蒸し風呂小屋もある。

花の終わったショウジョウバカマを眺めながら、視界が大きく開けた名残りが原の湿原帯に出る。ここはお花畑で今はワタスゲ、ウラジロヨウラク等、2列の木道から充分に眺めることが出来た。登山者も2~3人のパーティと行き交う程度だ。


 木道の終わりから低灌木帯になって自然観察路を左に見ながら、昭和湖から流れてくるゼッタ沢を渡る。ここは頑丈な木製の橋が以前はあったのが、今は度重なる洪水に流されたり豪雪の重さに耐えきれなくなったのか、数年前から飛石風に渡るようになっている。悪天候の徒渉の際は要注意である。

ゼッタ沢を渡り終えて岩のゴロゴロとした道にじんわりと登りも加わる。左手は硫気噴出で草木もなく裸地の無残な姿を眺めながら、まもなく昭和湖に出る。須川温泉客もここまでは湖を一目見ようと登ってくるので賑やかな所である。この湖面の色の神秘さを右に眺めながら、階段になっている急な登りにさしかかる。


 20分も登ったあたりから視界が開けてきて前方の尾根が望まれてきた。

   (続く)

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