充分に休憩を過ごし、なだらかな登山道を進み、いよいよ平坦な木道だ。まもなく阿弥陀池のほとりに10時丁度。男岳への分岐で食事をすることにする。少し風が出てガスもわいてきた。この場所は男岳への登り口と馬の背への分岐点で馬場の小路への下山口でもある。一寸寒さも感じてきて、10時45分頂上へ出発。ここからはじっちゃんを置いて子供たちを先に登頂させることにする。私はゆっくり手も使いストックも使い、息子に見守られながら岩の急坂を時間をかけて登ったのです。11時20分頂上着。男岳頂上で子供たちと再会し、私のデジカメとスマホで写真の撮りっこをして11時31分下山開始、空模様が怪しくなってきた。
食事の場所まで戻って私は目前に迫る馬の背を超えることにする。子供達にここを登るんだと私が先頭で岩山を登り始めたのです。この尾根は右側が馬場の小路で木道が長く伸びでいて駒池カタガリ泉水の小さな沼があったり、別名ムーミン谷という景勝地である。又左側は雄大な男女岳、阿弥陀池と避難小屋も見え、登山者も大勢いる。
アルペン気分の尾根も無事終了1時3分。雨がポツリポツリと落ちてきた。みんなを促し横岳(1,583m)通過、焼森通過1時35分、ここで予想もしていなかった女王コマクサがまだ残っていたのです。子供たちに鑑賞させることが出来て最高です。雨は少し強くなって乳頭方面への分岐で子供たちを私らより先に八合目に下山させることにする。ここからは一本道で迷うことはないと思ったのです。私は息子に付き添われ急坂の石畳を下って行く。赤倉沢源流を越え、緩い下山道もまもなく八合目2時55分着、子供たちは皆元気だ。バスは3時15分の発車だという。今日は終盤雨に見舞われはしましたが、孫たちの楽しそうな語らいと久しぶりに息子との登山。息子は3歳頃から姉二人と駒につれてきていて、当時の事を思い出したりして楽しい一日でした。
柳田 武男 82歳
お盆中は天気がすぐれず、私はやきもきしていましたが、8月15日の予報が午前は雨は無しという少し希望が持てる天気に賭けてみることにしました。
横浜から帰省の孫3人とその父である息子(母親は都合がつかず帰省叶わず)の4人と、宮古市から帰省中の孫と私の6人が駒ケ岳登山を実現したのです。今私達に孫は9人いますが、そのうちの4人と息子との登山です。横浜の孫と宮古市からの帰省中の孫とは従姉妹同士ではありませんか。
登山バスの発着点アルパコマクサから8合目登山口着、登山開始7時40分。この時の天気は薄曇りで風は無く、一見穏やかである。歩き始めてコンクリートの橋を渡りまもなく大きな石、岩の連なる急坂である。ここで私は今考えていることをみんなに伝えることにする。「じっちゃんの歩き方はゆっくりしていて遅いので、みんなもゆっくり歩いてもらいたい。決して先を急いだり走ったりしては絶対ダメで、歩みの遅い分、高山植物等を眺めたり、自然の風景を満喫してもらいたい。」と言ったのです。孫たちは「はい、わかりました。」と言ってじっちゃんの後をゆっくりと連なって歩いている。下界に広がる風景にバス通路を指さし歓声を上げている。8時42分片倉岳(1,440m)展望台着、ここではゆっくり休憩、ここは田沢湖から広い眺望、子供たちはお菓子、ジュース等で楽しんでいる。お互いにスマホで写真を撮りまくって、じっちゃんにも子供たちの楽しさは充分伝わってくる。私もデジカメで子供たちを時折写したりしてここ数年にない楽しさだ。(つづく)
刈取りを前にしたたわわな稔りの風景は、今や遠くの記憶になったような、一面の刈田の状態になっていて、厚い雲に覆われた日には寂しさが漂う、そんな感じがしています。
今月10月9日(日)、娘と共に岩手県雫石町の三ツ石山(1,466m)に登山をしました。網張温泉から延びる舗装道路を進み、途中車止駐車場からザックを背負いストックを両手に一時間以上も進み、ようやくブナ、ダケカンバ等の樹林帯の登山口に到着、この時点で8時30分、間もなく雫石町の滝ノ上温泉からの登山道と合流。ここからは大きな石も岩もある斜度のあるキツイ登りを進んで、三ツ石山荘に到着10時5分。ガイドのコースタイムは40分で、私達は1時間35分も要したことになります。
山荘(無人避難)(1,281m)には2階造りになっていて登山者で賑わっていました。ここは八幡平と岩手山を結ぶ裏岩手連峰縦走コースで、それに私達が登った滝ノ上温泉コースと松川温泉登山コースの合流地点なのです。山荘から三ツ石山に向かってガイドのコースタイムは30分ですが、ゴロ石の連続のキツイ登りで頂上着11時36分、立休みの連続で1時間以上も要したのでした。頂上周辺は子供の歓声があったりで賑やかですが娘と辺りを見回して肝心の紅葉、ナナカマドの赤い実は全く無いのです。それにしても少しは、と目を凝らしても葉っぱはもちろん赤い実も全然、数日前の寒さで終わったのでした。 三ツ石山周辺は人気の紅葉スポットで、毎年大勢の登山者が訪れることは知っていましたが、こんなにもすでに終わったとは残念に思いました。
頂上で昼食を終え、山荘着1時30分、一時休憩し、下山を開始、途中見晴らしのきく地点で休憩2時30分。今日は朝から晴れでしたが、岩手山の上部は今も現れていません。お菓子とコーヒーを飲み、下山を開始、登山道から舗装道路、駐車場に到着4時20分。
娘は元気で、私も行き交う登山者と時折り会話をしたりして無事に今日一日楽しく登山することが出来ました。これも娘と一緒なので安心して歩くことが出来ることを感じながら次の機会を望むことにします。
私が20代前半の頃、玉川集落がまだあった時ですが、バス終点玉川から玉川温泉、焼山、八幡平、大深岳、三ツ石山、黒倉山、岩手山への縦走路を途中5泊ほどしたと思いますが、職場の先輩と二人で食料を背負いこのコースを2回決行したことがあります。今回、三ツ石の登山道を踏み、当時がかすかに蘇ってきたようなそんな感じになりました。
柳田 武男 81歳
今年は6月頃から猛暑が続き、連日高温のため稲作の生育に異常が出ないのか心配でなりませんでした。それと全国的に害虫の発生、稲作では稲の養分を吸う「カメムシ」の大量発生が秋田県でも農家向けの「カメムシ注意報」が出されました。専門家は地球温暖化が背景にあるとして、今後もこの傾向が続く可能性が高いと指摘されており、私達農家は近年悩ましい、この心配が大きくならないよう祈るばかりです。
また、この夏東北各地で豪雨による甚大な災害が発生しました。被災者の方々には一日も早い復興をお祈り申し上げます。
9月17日から18日と続けて刈取りを行いました。この日は天気も良く辺りを見回してもまだ刈取り作業は見当たらず、私は早い方だったと思っています。作柄は高温の影響なのか例年より草丈が高く育ってしまい、9月に入ってから時折りの雨、時には強い雨のため、全体的に倒れる傾向にあったと思います。それでも見方を変えれば稲穂が多くなるほど草丈は傾斜するのが自然ですのでもしや今年は豊作ではと、頭の隅に感じていました。
9月23日、乾燥の終わった20a分の籾摺りを行った所、例年より10%ほど収量が多くあったのです。高温のため生育管理を心配したり、草丈が伸びて刈取りが少々難儀したりしましたが、我が家では例年以上の収量になるのではと喜んでいます。
今後は全量の乾燥の終わった所でシルバー人材センターさんにお願いして籾摺り作業、30㎏入りの玄米を低温倉庫への運搬、それに籾殻を田んぼに散布作業等、2~3人で2日~3日の予定をしております。
皆さんに新米のお届け発送は10月の初めを予定しております。春の田植え作業から夏場の管理、秋の収穫作業等、気持ちを込めて仕上がった美味しい新米です。どうぞお確かめ願います。
刈取りの終わった田んぼは10月末頃、コンバインで刈取った稲わらをすき込むため、トラクターで耕起を行い、来春までの長い冬の期間を迎え、静かに深い眠りに入る、そんな感じです。
柳田 武男 81歳
今の所稲の生育も順調ですが、間もなく8月になると稲の開花が始まります。この時期、太陽が顔を出し暖かい日が何日が続くと最高ですが、梅雨明けがいつになるのか、この時期、豪雨等の災害が発生することもあり、私ら一番心配な時です。
7月3日(日)晴天の日、八幡平頂上を目指して岩手県側の茶臼の登山口、ここの駐車場は6~7台で満車になるような小さな所ですが、十和田八幡平国立公園の石組の標識があります。7時40分二人とも元気に出発、登山者も4~5人いましたが、「お先に」と言ってまもなくの急登を登り出す。高度を上げた所で一寸休憩。出発時の若者二人は笑顔を見せてすいすいと追い抜いていく。今日最初のピーク、茶臼岳(1,578m)に到着、9時18分。岩手山の眺望に娘は大喜び。天気は遠くまで晴れ渡り、最高である。次の目的、熊の泉、ここは冷たい湧き水のある所で、娘には是非喉を潤してもらいたいと思っていたので、実現出来て楽しくなってきた。熊の泉から八幡平への稜線に戻り、黒谷地展望デッキで休憩。オニギリ、コーヒー等で腹ごしらえ、11時5分、次のピーク源太森を目指す。朽ちた木道、石ころ、厚い板状の階段、石積みの階段も登り詰めて源太森到着、標高(1,595m)登山者も大勢いる。今日は日曜で快晴、それに日本百名山の八幡平、聞きしに勝る人気の程を娘と納得してしまう。
源太森から木道を進み、八幡沼、ガマ沼を眺望し、八幡平頂上(1,613m)到着、1時34分。休憩、お菓子を食べ八幡平標柱の前で記念の写真を撮り、途中ガマ沼展望デッキにも寄り、一路バスターミナルを目指す。
到着2時20分。茶臼口方面の発車は3時20分、しばし体を休めることにする。
今回は雪解けとともに咲き出した高山植物も至る所で楽しむことが出来ました。何よりも娘が楽しく喜ぶ姿が私の大きな喜びになっています。(娘53歳、会社員、子供3人)
現在お米の在庫に余裕があります。
秋田県認証特別栽培米あきたこまち(化学肥料 農薬5割減)10キロ 白米 6,500円
(消費税、運賃、代金引換手数料込み)
ご注文をお待ちしております。
5月下旬に田植えの苗も今ではもう立派にそよ風も余裕で受け流す感じです。
今の一時、畦畔の除草対策、もちろん毎日のように田んぼの水加減等を見回っていますが、先日6月11日(土)一寸曇り空の予報もありのこの日、市内にいる娘と駒ケ岳登山に出発、登山バスで八合目到着7時45分、登山開始。
娘と同伴なので、今回静かな山旅を楽しもうとシャクナゲコースを選ぶ。このコースは登山者も少なく、急坂も少ない、時折り駒を仰ぎ見ながらのコース、シャクナゲの開花時期であればシャクナゲのトンネルのコースです。
左下の谷間に雪渓が現れる、赤倉沢源流の遅くまで残る大雪渓です。娘は大喜びです。雪渓を超え対岸を登り始めて今日第一の目的シラネアオイが咲いていました。いつもより数が少ないように思いましたが、娘に見学させることが出来てまずは一安心。
ここからがこのコース一番の急登、このコースにも急登があったのです。今までの楽な気分が一変した気分になる。森林限界を超え、右側一帯は女王コマクサの群生地ですが、今はタカネスミレが咲き出しミヤマキンバイの花盛り、時折りチングルマも見える。
第一のピーク焼森(1551m)に到着、9時15分記念写真を撮って第二のピーク横岳に向かう。横岳(1583m)到着、9時37分。休憩、食事、コーヒーも飲む。遠くの岩手山等は見えないが、雨の心配はない。快晴になってきた。
娘に横岳から大焼砂、馬場の小路等を展望させ阿弥陀池男女岳分岐着10時25分。男女岳頂上を目指す。11時04分頂上着(1637m)。登山者も大勢、田沢湖もバッチリ、下山して男岳分岐十字路にて12時06分休憩、コーヒー、菓子を食す。男岳頂上を見上げながら今回は登頂をパス。12時48分下山を開始、中間地点片倉岳で休憩、3時前八合目駐車場に到着、3時15分のバス、登山者満員で発車。
今日は天気に恵まれ、各ピークから娘との眺望、共に感動したことを、今回も僕の記憶に積み重なっていくのが大きな喜びになっています。
現在お米の在庫に余裕があります。
秋田県認証特別栽培米あきたこまち(化学肥料 農薬5割減)10キロ 白米 6,500円
(消費税、運賃、代金引換手数料込み)
ご注文をお待ちしております。
今日は久しぶりに朝から晴れ渡り一面の雪景色、朝日に輝き、これぞ雪国の私達にとって南国の方々には味わえない最高の風景を眺望出来るのです。遠くの山並みの樹木の木立も裾に沿って何筋の他は全くの雪景色、それとは別に目も開けられない猛吹雪もあり、しんしんと音もなく降る時もある、今や山岳、スキー場のトドマツの氷の造形モンスター等、雪国ならではの素晴らしい自然の風景が多くあります。だが反面、生活者、この雪国に住んでいる者にとってはとんでもない厄介者なのです。積雪量の少ない冬もありますが、昨年、今年と連続での大雪、今は屋根の雪下ろし、軒下の除雪、玄関前、車庫の出入り口の除雪等、連日続いているのです。それに辺りを見渡して、高齢者の家屋もあります。私らもそうですが、1人~2人の家族、雪下ろしのままならない家が、広い地域でみますと、相当数あるのではないでしょうか。また県内では、豪雪による除雪、雪下ろしに関わる死亡、重傷事故も多発しています。他に帯状の日本海側、北海道も含めたら死亡負傷者は驚くほどの総数になるのではないでしょうか。
この晴天の朝、私は呑気に雪景色を眺め回して、これは天が私らに与えた四季折々の一部で、毎年予想された事であったのです。私達の雪国では、特に四季がはっきりしていて素晴らしい雪景色が眺められるのだと、今ごろ改めて納得してしまうのです。
そんなことを考えながら2月も半ば、例年であれば各地の雪まつりの最中でありますが、新型コロナウイルスの感染が驚異的拡大で今年も中止か規模縮小等に追い込まれています。残念でならないのが子供たちに祭りを見学、体験させられないことです。私らが孫たちを連れて各雪祭り見学に出掛けたこと等、今では遠い思い出になっています。田んぼに降り積もった1.5mにもなる雪が、早く3月に入って徐々に雪嵩が低くなることを願いながら屋根の積雪も見上げています。
柿の木の 雪の塊 春を待つ
雪の上 獣の跡と 僕の跡
夕暮れに 空と雪山 赤く染め
武男
9月16日「あきたこまち」の刈取りを始める
青空が広がる絶好の日和、稲の穂揃いも昨年に比べて格段の生育、夏場の高温で田んぼの土は締まり、コンバインはぬかるむこともなく快適の調子、籾摺り作業も順調に進み、収量も平年並みに確保できそうです。私の周囲を見渡して、刈取り作業を始めたのは私が最初です。
台風、豪雨等もなく平穏に収穫期を迎えたのは数年振りのような気がして、健全な作柄の稲刈り、自然と気分が高ぶってきます。
9月24日~25日、二人二日間、シルバー人材センターにお願いをしました。刈取りは終了しても籾摺りの他、玄米、籾殻、運搬等力仕事が多くあり、私と妻だけでは無理のような気がしてきたのです。どんな助っ人が来るのか今から楽しみにしています。
苗育の管理、田植えから今日まで色々な気配りをしながらの収穫作業です。
どうぞ今年の新米をご賞味くださるようお願い申し上げます。
鷺が舞う 黄金乱れて 秋の空
稲刈りの マシンの音に 秋の風
武男
今日9月7日、朝からすっかり晴れ渡り、10日過ぎに刈取りを予定している稲の様子を見回りに家から300m程の田んぼに出掛けます。農道を自転車で進み、そこには20aの田んぼが2面あって一面は「あきたこまち」もう一面は「ササニシキ」の田んぼです。最初に刈取りするのは「あきたこまち」の方で「ササニシキ」は少し晩生なので刈取りを遅らせる計画をしています。今年の稲の出来栄えは去年と比べて一段と輝いている、そんな光景です。何よりも今の所、台風や強雨の襲来もないのです。去年の今頃の私の田んぼは六割ほど倒伏の状態で刈取りに難儀したのを、今でも妻と話すことがあります。購入時は新品でしたが、今ではかなりの中古になったコンバインを労りながらの作業ですが、無事終了するのを願っている所です。
コンバインで刈取った籾は軽トラックで作業場の乾燥機に搬入して、大体10時間程で、翌朝6時頃になりますが、乾燥の出来上がりです。水分測定器も乾燥機に備え付けになっていて、時間、水分測定も自動で、設定値になれば乾燥は停止しています。その籾を乾燥後、余熱がありますので、一日以上たった後、籾摺り作業になります。更に、籾(玄米)を五分白米にして皆さんにお届けすることになりますが、今年は耕起前に有機肥料を加減して倒れない健全な稲を育成しようと心に決めて、今秋を迎えたのです。
令和三年産のお米がまもなく出来上がります。どうぞご賞味下さるようお願い申し上げます。
穂波揺れ 幾重も垂れる 秋の空
天高く 稲穂輝き 風に揺れ
コンバインに トンボ止まって 僕を見る
武男
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |