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2017年10月20日 (金)

ガス煙る駒に行ってきました(2)

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 この頂上で視界が全然だめだったことは僕には今まで何回かあるものの遠くからの登山者には非常に残念な気の毒な今日の天候である。登って来た人に田沢湖はどっちの方向ですか、と尋ねられたり、今日はガスの切れ間等一時もなかったのである。食事を終え馬の背分岐10時33分。分岐から馬場の小路へ急峻な下りにかかる。

夫婦とおぼしき登山者が下山しようとしているのを見て、僕は二人にここの下りは非常に危険で落石の箇所があり、下りた所は一帯に残雪が多く広がっており軽アイゼンも必要で引き返した方が良いと話をして僕は下山を始める。少しすると大きな声で「私たちは下るのを中止しました、ありがとうございました。」と言うのが聞こえてきたのである。僕もほっとして慎重に下りながら途中男性4人のパーティが登って来た。僕はヘルメットを着用していて山側に身を寄せて待っていると、パーティの一人が「ここはヘルメットを着用しないとダメだな。」等と仲間と話し合いながら「ありがとう」「ありがとう」と礼を云いながら話しかけて登って行ったのである。

 馬場の小路は全くの雪の世界、駒池も雪の下、チングルマは小さなつぼみで残雪は今までにない位多く軽アイゼンは絶対必要な場所。でも登ってくる人、下ってくる人は全く軽アイゼンの着用なし。僕の前を下る夫婦は妻と思われる人の足元の不安定さに少々心配になってきた。又、30人位のパーティが登って来た。そのすぐ後にも15人位のパーティも登って来た。登る人の足元を見てみると誰もアイゼンを着用していないのである。今は6月末、まもなく7月、よもやこんなに残雪があるとは予想していなかったのか。今日、幸いにもやわらかい雪質のため何とかなったと思うが、夜気温が下がって雪面がもう少し固くなっていたら転倒者が続出したと思うのである。

 間もなく大焼砂の分岐が見える辺りで少しガスが晴れてきた。斜面にはまだ女王コマクサは顔を出しておらず、7月も上旬頃になると一帯はコマクサで染まるのである。分岐を過ぎ横長根までの楽な下りにはゴゼンタチバナ、コイワカガミ等が咲いていて、風景は望めなくても充分に楽しさを味わいながら横長根分岐12時21分で休憩と決め込む。ゆで卵2個とコーヒーでひと時を過ごすも僕一人だけの憩いの場である。

 休憩後、階段をゆっくりと下りだし、ここではウラジロヨウラク、タニウツギ、サラサドウダンを眺めながら、又もコイワカガミの群落を横目に間もなく温泉の香り漂う国見温泉から駐車場着1時45分。靴を脱ぎ着替えをし2時10分駐車場を後にする。今日は展望は望めなくても、雨も降らずしっとりとした山行きだった。


             残雪の   重みに耐える    駒池や

             チングルマ    馬場の小路の    主役なり


             阿弥陀池     ガスに煙って    話し声


                                         武男

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