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2021年3月

2021年3月29日 (月)

今年の山行き計画(2021.3.19)

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 いつもお米をお買い上げいただきありがとうございます。

 今月も前半まで積雪の心配がありましたが、ここ数日晴れ間が続いたり、でも今日は朝から雨降りです。これからは一日毎に雪かさが少なくなってもらいたいと思っている所です。でも彼岸前後、最後の猛吹雪、大荒れの心配がありますが早く4月の声を聞きたいものです。 

 農作業の方はまだ今月下旬ごろから種籾の脱もう作業があるくらいで、4月になれば種籾の浸水やハウスの準備が始まりますが今年は例年より辺りの雪消えが遅く、作業全体が少々遅れるような気がしています。

 話は変わって、今年、私の山行きの予定ですが、第一に北陸の白山(2,702m)に登山したいと思っています。日本三名山は、富士山、立山雄山、と北陸の白山です。白山は百名山の著者、深田久弥さんが幼少の頃から仰ぎ見た山なのです。私も北アルプス登山中に晴天であれば何回も眺められたと思いますが、2~30年前のことであり、全然記憶にないのです。次の立山雄山は以前立山剱岳縦走の際、参拝は済んでいます。三名山最高峰の富士山、これも以前南アルプス北岳、間ノ岳縦走を終えて富士吉田口5合目から登頂、最高峰剣が峰測候所に顔を出して下山しています。百名山を収録したビデオを時折見ていて新潟、富山、長野各山々からあの遠くの山は白山だと目にする度に何としても登りたい、そんな気持ちで一杯になったのです。80歳の誕生日を過ぎて、去年より体力は目に見えて衰えたと思わないけれど、努力はしなければと思っています。例年のことながら、6月から11月まで乳頭山、八幡平、森吉山、駒ケ岳等、その他ににも繰り返し登っています。目標の白山登山、、軽ワゴンRで交通に注意しながら実行したいと思っています。実現すれば数年ぶりの遠くの登山で、山小屋、又行き交う登山者との会話が今からぞくぞくするほど楽しみです。

   雨だれの    音は聞こえて   春はまだ

   かた雪に   子供の頃と   母の顔

   3月の   風の香りと   ネコヤナギ

                        武男

昔の冬生活(2021.02.16)

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 昨年の暮れから今年2月に入っても雪天気は止まず、ここ数年にない豪雪地帯になってしまいました。そのため、除雪、特に屋根の雪下ろしにまつわる痛ましい事故もテレビ、新聞等で知る度に除雪、雪下ろしに明け暮れる雪との戦いに私らも命がけの心境になってきました。毎日のように役所のパトロールに雪下ろしの際の注意を呼び掛けられながらの除雪作業、絶対に事故を起こさないように心に誓ってそれなりの装備をして私は夫婦は慌てることなく作業をしています。

 私が小学5~6年の頃、今から半世紀以上前のお話で恐縮ですが、その頃、子供心にも雪は毎年多かったような気がします。私たちが学校に通う道路は馬橇幅より広い2.5m位で大曲、角館間の基幹道路でした。荷物は生活用品、酒、しょうゆ等と思いますが、朝馬を先頭に何台もの馬橇が連なって角館方面に行ったのが目に残っています。私たちの親も生活用品の買い入れ等、この雪道を歩いていたのです。当時はひっきりなしに通行者が多かったように思います。私の所から大曲町まで45分から1時間ぐらいですが、中には箱橇を押している人もいました。その頃は旧正月でしたので、辺りは全くの雪世界です。暮れの大掃除から餅つき、玄関には父が手作りのしめ縄を飾り、父母私達4人の子供が揃っての大晦日、父は酒が好きだったので多く飲んだと思います。お年玉もその時もらっていたのを思い出します。私の家は茅葺き屋根の曲がり屋で雪下ろしには父は何日もかかって雪と戦っていました。屋根からの雪が玄関に積み重なりそれの除雪にも難儀したと思います。

 いよいよ積雪もおさまった3月の初め、堅雪になった頃、囲炉裏のたき木を前年に切り倒して山に積んでいたのを、橇を引き家まで運んでくるのです。この作業も3~4日位要したと思いますが私も手伝いに山に行ったこともあります。

 その頃父が言うには、雪が多い方が良い、少なければ裾野に何か所もある沢が雪で埋まらず橇引きが出来なくなるんだ、と夕食時私たちに話していたのも思い出します。我が家でも馬一頭、農耕用に飼っていました。その馬の藁床を時折外に出して積み上げたもの毎年一年分を堅雪の頃、田んぼに運ぶのです。堆肥運搬です。これも橇で田んぼ一枚の真ん中に山盛りにするのです。これも4~5日要したと思いますが、この色々な作業は積雪があればこその作業です。数々の人力に頼った作業、これはその後まもなくの機械化農業まで何十年、いや何百年も続いて来たのではないでしょうか。

  まだ柿が    残っているよな   冬景色

  春の花     思い浮かべて    雪の原

  この雨も   雪に変わって    春遠く

                         武男

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