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2022年10月 7日 (金)

令和4年度産新米が出来ました

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 今年は6月頃から猛暑が続き、連日高温のため稲作の生育に異常が出ないのか心配でなりませんでした。それと全国的に害虫の発生、稲作では稲の養分を吸う「カメムシ」の大量発生が秋田県でも農家向けの「カメムシ注意報」が出されました。専門家は地球温暖化が背景にあるとして、今後もこの傾向が続く可能性が高いと指摘されており、私達農家は近年悩ましい、この心配が大きくならないよう祈るばかりです。

 また、この夏東北各地で豪雨による甚大な災害が発生しました。被災者の方々には一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 9月17日から18日と続けて刈取りを行いました。この日は天気も良く辺りを見回してもまだ刈取り作業は見当たらず、私は早い方だったと思っています。作柄は高温の影響なのか例年より草丈が高く育ってしまい、9月に入ってから時折りの雨、時には強い雨のため、全体的に倒れる傾向にあったと思います。それでも見方を変えれば稲穂が多くなるほど草丈は傾斜するのが自然ですのでもしや今年は豊作ではと、頭の隅に感じていました。

 9月23日、乾燥の終わった20a分の籾摺りを行った所、例年より10%ほど収量が多くあったのです。高温のため生育管理を心配したり、草丈が伸びて刈取りが少々難儀したりしましたが、我が家では例年以上の収量になるのではと喜んでいます。

 今後は全量の乾燥の終わった所でシルバー人材センターさんにお願いして籾摺り作業、30㎏入りの玄米を低温倉庫への運搬、それに籾殻を田んぼに散布作業等、2~3人で2日~3日の予定をしております。

 皆さんに新米のお届け発送は10月の初めを予定しております。春の田植え作業から夏場の管理、秋の収穫作業等、気持ちを込めて仕上がった美味しい新米です。どうぞお確かめ願います。

 刈取りの終わった田んぼは10月末頃、コンバインで刈取った稲わらをすき込むため、トラクターで耕起を行い、来春までの長い冬の期間を迎え、静かに深い眠りに入る、そんな感じです。

                              柳田 武男 81歳

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