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2023年4月

2023年4月 5日 (水)

忘れられない孫達との登山(2)2022年お盆のこと

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 充分に休憩を過ごし、なだらかな登山道を進み、いよいよ平坦な木道だ。まもなく阿弥陀池のほとりに10時丁度。男岳への分岐で食事をすることにする。少し風が出てガスもわいてきた。この場所は男岳への登り口と馬の背への分岐点で馬場の小路への下山口でもある。一寸寒さも感じてきて、10時45分頂上へ出発。ここからはじっちゃんを置いて子供たちを先に登頂させることにする。私はゆっくり手も使いストックも使い、息子に見守られながら岩の急坂を時間をかけて登ったのです。11時20分頂上着。男岳頂上で子供たちと再会し、私のデジカメとスマホで写真の撮りっこをして11時31分下山開始、空模様が怪しくなってきた。

 食事の場所まで戻って私は目前に迫る馬の背を超えることにする。子供達にここを登るんだと私が先頭で岩山を登り始めたのです。この尾根は右側が馬場の小路で木道が長く伸びでいて駒池カタガリ泉水の小さな沼があったり、別名ムーミン谷という景勝地である。又左側は雄大な男女岳、阿弥陀池と避難小屋も見え、登山者も大勢いる。

 アルペン気分の尾根も無事終了1時3分。雨がポツリポツリと落ちてきた。みんなを促し横岳(1,583m)通過、焼森通過1時35分、ここで予想もしていなかった女王コマクサがまだ残っていたのです。子供たちに鑑賞させることが出来て最高です。雨は少し強くなって乳頭方面への分岐で子供たちを私らより先に八合目に下山させることにする。ここからは一本道で迷うことはないと思ったのです。私は息子に付き添われ急坂の石畳を下って行く。赤倉沢源流を越え、緩い下山道もまもなく八合目2時55分着、子供たちは皆元気だ。バスは3時15分の発車だという。今日は終盤雨に見舞われはしましたが、孫たちの楽しそうな語らいと久しぶりに息子との登山。息子は3歳頃から姉二人と駒につれてきていて、当時の事を思い出したりして楽しい一日でした。

    柳田 武男 82歳

忘れられない孫達との登山(1)2022年のお盆のこと

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 お盆中は天気がすぐれず、私はやきもきしていましたが、8月15日の予報が午前は雨は無しという少し希望が持てる天気に賭けてみることにしました。

 横浜から帰省の孫3人とその父である息子(母親は都合がつかず帰省叶わず)の4人と、宮古市から帰省中の孫と私の6人が駒ケ岳登山を実現したのです。今私達に孫は9人いますが、そのうちの4人と息子との登山です。横浜の孫と宮古市からの帰省中の孫とは従姉妹同士ではありませんか。

 登山バスの発着点アルパコマクサから8合目登山口着、登山開始7時40分。この時の天気は薄曇りで風は無く、一見穏やかである。歩き始めてコンクリートの橋を渡りまもなく大きな石、岩の連なる急坂である。ここで私は今考えていることをみんなに伝えることにする。「じっちゃんの歩き方はゆっくりしていて遅いので、みんなもゆっくり歩いてもらいたい。決して先を急いだり走ったりしては絶対ダメで、歩みの遅い分、高山植物等を眺めたり、自然の風景を満喫してもらいたい。」と言ったのです。孫たちは「はい、わかりました。」と言ってじっちゃんの後をゆっくりと連なって歩いている。下界に広がる風景にバス通路を指さし歓声を上げている。8時42分片倉岳(1,440m)展望台着、ここではゆっくり休憩、ここは田沢湖から広い眺望、子供たちはお菓子、ジュース等で楽しんでいる。お互いにスマホで写真を撮りまくって、じっちゃんにも子供たちの楽しさは充分伝わってくる。私もデジカメで子供たちを時折写したりしてここ数年にない楽しさだ。(つづく)

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